*春待つ疑問符*
「きっと、誰だってそういう場面に出くわせば、

考える時間なんて無くたって、

とっさに2人のような行動に出るでしょう。

特に、この街の人達は。

そういう風に、育ってるんですよ。

この街が育ててる。

誰かを思っての行動をバカにはするな?

まぁそれも、桐谷君がお父さんを思っている証拠だけどね。」

ハル先生は桐谷君の頭をなでる。

「ごめん…長谷部君。ごめんなさい。」

桐谷君が謝った。

「桐谷君、長谷部君はカズマ君!」

ハル先生が言った。

「?…カズマ君、ごめん。」

「うん、桐谷君も辛かったもんね。」

カズマ君が言った。

「カズマ、えらいな!ん〜桐谷君は慎君、いや、慎ちゃん。」

ハル先生が言った。

「慎ちゃん…」

「よし!」

ハル先生何やってんだろ!?
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