席替え

「いやーマジ、暇でしかたないわぁ」

「あっ景ちゃん」

「景ちゃんまだ授業終わってないから自分の席にいた方がいいよ」

「なに言ってんのクソ真面目なこと言ってー。先生だって終わりって言ってんだから平気だよ。飯食おめーし！」

「ちょっ景ちゃん！」

まだ授業終わってないじゃん…

『優ちゃん』

「あっ真希子ちゃんどうしたの？」

『景ちゃんどこにいるか知ってる？』

「たぶん廊下いるよ！」

『ありがとう！』

あんな大人しい子が景ちゃんに何の用があるんだろ。まぁいいや。アタシも早く景ちゃんのところに行かなきゃ

「よいしょ」

＜ガン！！！＞

…あ゛！！
ヤバい…。おもいっきり立ったからアタシの椅子が大橋くんの机にあたった…
寝てたらヤバい…

アタシはそーっと後ろを見た

「いってぇー」

…ヤバいーーー！！！！！

「すみません！！」

「えっ？」

「すみません！すみません！ケガしてないですか？大丈夫ですか？！すみません！」

アタシはおもいっきり頭を下げた

「…」