恋水〜悲しいだけじゃない嬉しい涙もあるよね〜
翌朝 柊が目を覚ました。
私は寝てないけど、
寝たフリを続けていた。


自分の姿をみて
隣に眠る私をみて
ベッドのまわりに脱ぎ散らかした服をみて
頭を抱えていた。


「 オレ、何してんの? 」


とりあえず
私が寝てることを確認して

溜め息をつき
自分の服をまとめて
バスルームへ向かったみたい。


私は
起き上がらないで
部屋をキョロキョロみていた。

私がきてたころと
変わらないじゃん。
女の子入れてないんじゃないかな?


シャワーの音が止まった。

私は
また寝たフリを始めた。
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