恋水〜悲しいだけじゃない嬉しい涙もあるよね〜
ようやく?
私の気持ちも落ち着いたから
キスをやめて
抱きついていた。


私は思い出したように


「 柊、
私昨日のままだから
シャワー貸してね。 」


かなり意味深なセリフを残して
時間ないの知ってて
わざと長めにシャワーを浴びていた。


シャワーをしていた私が出てくると
ちょっとイラついた感じに


「 花歩、
オレ今日予定があるから出掛けなきゃいけないからさ…
もう、いいかな? 」


柊は自分の腕時計を何回もみている。


「 うん。わかったよ。
早く用意するから
待っててね。 」


めちゃくちゃ可愛く微笑んでみた。


「 ごめんなぁ。 」


さっきまで寝ていたベッドを綺麗に整えている。

かなり慌てている。
柊の慌てぶりは
めちゃくちゃ可愛い!


この慌てぶりからして
約束の時間に間に合わないんだよね?


私がいるから
携帯を開けないんだよねぇ。

それが
なんかイラついている原因なんだろうなぁと
わかっちゃうのが楽しい。
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