恋水〜悲しいだけじゃない嬉しい涙もあるよね〜
「 それは、ムリ!! 」


私は、
さっきから楽しそうな顔している、
花歩さんの前に立ち

なんか
わからないけど
ホントになぜか
無性に叩きたくなってきて
思いっきり
花歩さんの左頬を平手打ちした。

花歩さんは
びっくりしながらも
私の左頬に同じように平手打ちしてきた。

すごく痛かったけど、
なんかスッキリした。


柊さんは、
あわててたけど…

二人は自分の左頬をさすりながら
笑ってしまった。


「 花歩さん、ありがとう。
これで柊さんから卒業します。
私の恋愛ごっこに
ずっと付き合ってくれてたから…
疲れさせちゃったかもしれません。
花歩さん、
柊さんをお願いします。 」


私の左頬をさすってくれながら


「 唯愛ちゃんは、それでいいの? 」


私は大きく頷いた。
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