恋水〜悲しいだけじゃない嬉しい涙もあるよね〜
仕事が終わり、
M駅まで
とにかく走った。
待たせてるのが気になるから
自然と足が走ってるんだよね。


寿弥くんの運転で
しかも助手席に…
かなり緊張しつつも

険人くんとはちがう…
美杜とも、
もちろん、じぃともちがう運転なのに

すごく
心地よさを感じていた。


「 唯愛ちゃん、
明日さぁ、かあさんの用事が終わったら
ボクのドライブに付き合ってくれないかな? 」


私は運転している
寿弥さんの横顔を見ていた。
車は
まだ緊張するけど…


「 あまり車乗ったことないけど…
うん!
どこかに行ってみたい…
いいの? 」


私がずっと横顔見てるから、
チラッと私をみて


「 ボク、
どこに行くか
今夜考えておくね。 」


すごく嬉しそうな
寿弥くんの
横顔をみつめていたら
私も微笑んでいた。
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