恋水〜悲しいだけじゃない嬉しい涙もあるよね〜
M駅、約束の8時半。


[ 仕事長引いたら、
待たせてしまうかも。 ]


とメールに書いてあった。

ボクは
携帯ゲームをやりながら
唯愛ちゃんを待っていることにした。


9時ちょっとすぎたころ。

唯愛ちゃんは
大きなバッグを抱えて
こちらに向かって
走ってくる。


ボクは慌てて
車から飛び出し
唯愛ちゃんをコンビニ前でつかまえた。


「 そんなに
走ってこなくてもいいのに…
仕事で疲れてるんだから。 」


唯愛ちゃんの
大きなバッグを取り上げた。


「 コンビニで
ちょっと待ってて。 」


ボクは
バッグを車に置きに行った。

唯愛ちゃんのバッグは
何が入っているのか、
やたら重い。


こんな重いバッグを持って
電車に乗ってきたのかぁ、大変だったなぁ。

荷物が多い人って
心配性だっていうしなぁ。
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