恋水〜悲しいだけじゃない嬉しい涙もあるよね〜
にこにこして
寿弥くんと向かい合わせで座った。
あまりにもにこにこしてるのが、
なんか寿弥くんには気分悪いのか?
難しい顔して私を見ている。
「 寿弥くんに一番先に、
誰よりも先に知らせたいことがあるんだ。 」
言いかけてる私に、
「 ボクが悲しくなることじゃないよね? 」
私はバッグからパスケースを
恥ずかしげに寿弥くんの前に差し出した。
「 えっ?
唯愛ちゃん!!
免許取得したの?
えっ?
運転大丈夫だったの? 」
「 こわかったよ。
すごく、こわかったよ。
でもね、
私も一歩前に進まなきゃって。
他の人が聞いたらね、
たいしたことじゃないけど…
私にとっては車は…
とっても、
とぉっても、
辛いことだったから。
それを乗り越えたら、
何か変われるような気がしたの。
寿弥くんに出会って
私わかったの!!
ずっとずっと、
一歩前に進みたかったってことが…。 」
寿弥くんは
私の手をにぎりながら
「 唯愛ちゃん、すごいよ。
本当に、すごい。
早く うちの親に教えてあげよう…ねっ。 」
寿弥くんと向かい合わせで座った。
あまりにもにこにこしてるのが、
なんか寿弥くんには気分悪いのか?
難しい顔して私を見ている。
「 寿弥くんに一番先に、
誰よりも先に知らせたいことがあるんだ。 」
言いかけてる私に、
「 ボクが悲しくなることじゃないよね? 」
私はバッグからパスケースを
恥ずかしげに寿弥くんの前に差し出した。
「 えっ?
唯愛ちゃん!!
免許取得したの?
えっ?
運転大丈夫だったの? 」
「 こわかったよ。
すごく、こわかったよ。
でもね、
私も一歩前に進まなきゃって。
他の人が聞いたらね、
たいしたことじゃないけど…
私にとっては車は…
とっても、
とぉっても、
辛いことだったから。
それを乗り越えたら、
何か変われるような気がしたの。
寿弥くんに出会って
私わかったの!!
ずっとずっと、
一歩前に進みたかったってことが…。 」
寿弥くんは
私の手をにぎりながら
「 唯愛ちゃん、すごいよ。
本当に、すごい。
早く うちの親に教えてあげよう…ねっ。 」