恋水〜悲しいだけじゃない嬉しい涙もあるよね〜
オレは椅子に座り
一応?
なんで一応と思ったのか?
まあ、教師らしく
まだ男を見せたらいけないなぁ
なんて思いながら


「 まあ、
だいぶ片付いているからなぁ。
お願いって、なんだ?
ムリなこと言うなよ。 」


唯愛は
まわりをキョロキョロみたあとに
腰をかがめて
オレに近づいてきて…


「 美術室に入れますか? 」


オレは
左耳にかかる
唯愛の息にドキドキしすぎていた。

好きな女の子が
近くにくることだけで

正直、男として
ドキドキが止まらなくなっていた。
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