恋水〜悲しいだけじゃない嬉しい涙もあるよね〜
「 坂東先生、
なんか子供扱いしてませんか? 」


ぷくっと
頬をふくらませて
上目使いでオレをみる唯愛。

やっぱり可愛くて仕方ない。


「 桜川、家まで送るよ。
駅までは自転車か? 」


オレの言葉に
唯愛はバッグから鍵をとりだし
にこっと微笑みながら
鍵をプラプラ振って


「 坂東先生、待っててね。」


駐輪場へ走っていく唯愛を見送った。

… うん?

唯愛のあとを追うように
男がついていくようにみえた

… うん?

やっぱり気になって
オレも駐輪場へ


「 … やめてください …。 」


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