恋水〜悲しいだけじゃない嬉しい涙もあるよね〜
「 柊(しゅう)さん、
私…
今日は一緒にいられない…
ワガママかもしれないけど…
ごめんなさい。 」


そっと手をはなしてくれた彼は


「 唯愛…
オレ遅刻しただけだよね?
連絡は、確かにしなかったけど…
でも、
そこまで気分悪くすることかな? 」


私は首を横に振るしかなかった。
自分の中に芽生えてしまった
イヤ!!
という気持ちに素直になってみたくなったから…


「 柊さんは、悪くないよ。
私の気持ちが…
ごめんね。 」


彼には
本当に
ごめんなさい…
だけど
やっぱり一緒に今は居たくなくて…
自宅に帰る気持ちにもなれなくって…。
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