恋水〜悲しいだけじゃない嬉しい涙もあるよね〜
あれから、
花歩に言われるまま
車でドライブしていた。

会話はしていたに違いないが、
何を話したか思い出せない。


「 柊、疲れてるんだね。
今夜は帰ろうか?
またメールするね。」


とマンションまで送ってくれたのは
日付が変わっていた。


部屋に入り
ベッドにそのまま寝転がると

唯愛のことを思い出していた。

可愛い!
見ているだけでも幸せで
ずっとずっと見ていたかった。


花歩、
きれいなタイプで
学生時代から一緒にいるが、
オレの考えてることを
すぐわかっていて
そのことに
オレは甘えていた。

だから
唯愛のこともあるのに
花歩とも続けていた。
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