恋水〜悲しいだけじゃない嬉しい涙もあるよね〜
梨音ちゃんは
めちゃくちゃビックリして


「 美術の坂東先生だよね?
はぁ…
そうなんだぁ…
それで? 」


「 付き合うことにしたの…。 」


二人はお互いの顔を見合わせて、


「 唯愛、
坂東先生のこと好きなのか? 」


誠士にやっぱり聞かれたけど…

私は、梨音ちゃんの手を繋いだまま


「 あのね、
そこが二人に相談なの…
好きって、
わかんないの…
坂東先生好きだよ。
誠士も好き。
幼馴染みとして大好き。
だから、
ふたつの好きが
違うことが…。 」


私が言葉見つからなくて困っていると
梨音ちゃんが私の頭をなでなでしていた。
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