恋水〜悲しいだけじゃない嬉しい涙もあるよね〜
私は
動けなくなっていた。


寿明さんが
何度も名前呼んでくれてるのに
それも聞こえなくって


「 真子、しっかりしろ!
今から行くぞ!!
唯人の車じゃないことを
確認しにな。 」


そうだ、
違うかもしれない。

だから確認して安心しなきゃ。


私は
どこかで
あの車は唯人さんかも?と思ってしまっていて

子供二人を
連れて行くのにためらいがあった

だから
寿明さんの実家に
預けることにした。

さっきまで作っていた料理と

もしかして…で
出掛けることを説明して


私たちは、
あの事故現場へと
車を走らせた。
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