あたしの秘密
見た目は、不良っぽい。
でも、なぜかあたしは怖くなかった。
それから、一言もしゃべらないまま変な空気になってしまった。
ふと疑問があたしの頭の中でよぎる。
「何年生?」
なんか大人っぽく見える。
二年生かな?
「1年」
「そうなの?!同じだ!あたしも1年!よろしくね?」
「あぁ」
思いっきり2年生だと思ってた!!
この前までは中3だったの?!
有り得ない。
こんなにも足が長いし、顔立ちもいい。
誰だってこの人高1には見えないだろう。
近くの時計を見るともう30分。
教室に戻ろうと思った瞬間にチャイムが鳴った。