あたしの秘密
あの後、あたしはドキドキしながら教室へ戻った。
なんで?
どうして?
どうしてこんなにドキドキしてるの?
もしかして・・・病気??
それはヤバい。
家に帰ったら即効病院へGO!だ。
入学式が無事終わって、あたしは一人ペタペタと教室へ戻った。(てゆうか、戻ろうとした?)
そのとき、
「ねぇねぇ!あたし、長谷川 栞って言うの。もしよかったら、えっと・・・と、友達になってくれる?」
あたしの目の前にめちゃくちゃ可愛い美少女が現れた。
え?
友達?!
ほんとに?!
「こんなあたしでよかったら!!」
なんと、高校入って初の!!友達!しかも美少女!!
あぁ、神様は優しい。
こんな可愛い、可愛い小娘をあたしの友達だなんて・・・。
と、ニヤニヤしていると美少女・・・栞ちゃんが変な目で見てきた。
「あっ!あたし南ここ。よろしくね」
「う、うん!!」
教室まで着く間に、
栞は「栞」、あたしは「ここ」と呼ぶ仲までなった。