年の差12の片思い
社会の授業が始まった。
「・・・は、〜ですねー」
今日はまだ一回も
先生のこと見てない。
・・・見るのが怖い。
目を合わせても、
すぐ逸らされそうで・・・
顔を見ても、きっと先生は
こっちを見ない・・・
気づいたら、泣いてた。
先生が、心配して名前呼んでくれた。
授業しないで、隣に来てくれた。
そして・・・小さな紙を渡された。
『どうした?元気ないな。
何かあったら俺に言ってな!』
駄目だよ、特定の生徒だけ
優しくしてたら。
クビになっちゃうよ。
先生はちゃんとした先生に
なりたいんだよね?
教壇に戻った先生を見た。
目があって、笑ってくれた。
目を合わせるのが
怖いとか・・・
馬鹿みたい。