僕が男だったら
「家で着物って変だろ。面倒臭い時は浴衣だけどな」

『いいと思う。昔からの物はとても。』


褒められて照れてしまった。

そこからは沈黙が続いたが、何とか全て終わった。






「二人ともご飯よ」

「行くか、早く行かないとうるさいから」

二人で台所に行った。
うちは母以外男ばかりで、茜さんがいる事で食事中は母の質問が耐えなかった。




「茜ちゃん、お風呂沸いてるから先入っちゃって」

『いや、後で…並樹先に』

「透は、後なの。今日はお客さんが来るからね」

「えっ誰?」

「と言うことだから、茜ちゃん先ね」

『分かりました。』

母さんは、茜さんを連れて風呂に行った。
と言うか、俺に客?誰だよ?

と考えていると
ピンポーン
チャイムが鳴ったよ。客だよ。

「おぉい透。じいちゃんだぞ」
俺の客はじいちゃんかよって事は…
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