守るべきもの
いつもは情熱的に私を抱くのに、今日は、いつになく優しく私を抱いた。

まるで、壊れ物を扱うかのようであった。


私は、吐息と共に彼の名前を呼んだ。

修ちゃんは、微笑むと

「愛してる」

と言って、快楽のため息をついた。


私は、ただ彼から離れないようにと、必死にしがみついた。
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