守るべきもの
それから、自分の身に何が起こっているのか分からない位に、快楽に溺れた。


旅行に来て大胆になったのだろうか?


修ちゃんは、私を抱き枕みたいに手足を絡ませていた。


「修ちゃん。ちょっと苦しいんだけど…」


「ダメ。このまま。」


修ちゃんは、更に強く私を抱き寄せた。


「修ちゃん…」


「ん?」


「私は、世界一の幸せ者だね。こんなに愛されてるなんて、奇跡みたいだね。」


「奇跡じゃないよ。」


「私ね…修ちゃんの事、すごく愛してる。」


修ちゃんは、何も言わなかったが、私の額にキスをした。
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