彼と彼女と彼の事情



「はい、もしもし?」


「あ、あの……もしもし隼人?」


「おぅ!奈緒、久しぶりじゃん!元気か?どうした?」


久しぶりに聞いた隼人の声。

出てくれないかも……と思ったのに。


昔と変わらずに、話してくれたことに胸が熱くなる。 

ホッとして、涙が出そう。


「うん。ちょっと相談したいことがあって。
今、大丈夫?話せる?」


「あぁ」



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