本当の幸せ







『………………。』




結城が真剣な顔で
俺を見てくる。




『なんだよ?』



『………………お前は?』



『ん?』



『桜のこと。』



『桜?なに?』



『……………俺に遠慮
しなくていい。』




結城はきっと気づいてる。
けど、俺は決めたんだ。




『ははっ。
なんで俺がお前に
遠慮すんだよ。

なんかおかしいぞお前。』




『…………いや、
なんでもない。』














< 135 / 221 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop