本当の幸せ
―昼休み―
4人で飯を食べてるけど
俺はどこか落ち着かなくて
頭の中は結城が
いつ桜に告白するのか、
その事ばかりだった。
『桜、ちょっといいか?』
全員が昼飯を
食べ終えた時、
結城が桜を呼んだ。
『え、なに?』
何も知らない桜は
首をかしげながら
結城についていく。
いつも昼休みは
誰もこない空き教室で
過ごしていた。
二人はそな空き教室から
出ていき教室には
俺と沙奈二人になった。