本当の幸せ












―――――――





『な~るほどね。』




結局午後イチの授業は
サボることにした私たち。

沙奈に一部始終を話した。




『結城はキレるし
直人は何か言いかけて
やめちゃうし…。

結局結城がなに
言いたいのかも
分かんなかったし、

はぁ~よく分かんないよ。』




『なんか、あの二人が
不憫に思えてきた。』




『えっ?』




『いや、なんでもない。

まぁ、あの二人なら
すぐに仲直りするわよ。』



『そうかな?』




そうだったら
いいんだけど。

なんか、いつもの
二人じゃなかったから
心配なんだよね。









< 184 / 221 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop