本当の幸せ
気になる子
青木さんに呼び出し?
されて以来俺は常に
青木さんを目で追っていた。
そして彼女の体に
傷が増えるたび
心配でたまらなかった。
『なあ~結城~』
『なんだよ。』
今日は土曜日で
結城の家にきてゴロゴロ
しているところ。
『青木さんのことさ~
お前気にならねぇの?』
結城はやっぱり女嫌い。
あの傷を見て事実を知っても
気にしている様子は全く無い。
『あ?別に。
俺らが気にしても
しょうがねぇだろ。』
ほらな。
『本当冷たいやつだな。』
『うるせーな。
俺らに何ができんだよ。
お前は気にしすぎだ。』