本当の幸せ
後ろから黄色い悲鳴が
聞こえてきた。
『ははっ、今年も
俺ら超人気者。』
先に席についた結城の
隣に座りながら笑った。
『はっ、超迷惑だけどな。
お前よくあんなのに
笑いかけれるな。』
『結城はよくシカト
できるよね。
かわいそうじゃね?』
『まったく。
俺は女に笑いかけれるほどの
技量は持ち合わせてねえ。』
『ははっ、確かに。』
結城と話していると
クラスのやつらが何人か
寄ってきて7、8人で
先生が来るまで話していた。