本当の幸せ

いるはずのない人








『…………え?』





購買に行く途中だった。





『桜。』




そう言ってにっこり
笑ったのは、






ダークブラウンの髪に
整った顔立ち。

服の隙間からは
隠しきれていない入れ墨。











紛れもなく慎司だった。











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