退治屋



ケ「あの…」


俺が自分の考えに浸っている間にケンは元に戻っていた


紫「なんだ?」

ケ「もう、消えたのか?」

紫「あぁ、完全にな」


消滅した

消滅させた


ケ「ふぅん
あ、依頼料は?」

紫「五千」

ケ「ほらよ」


自分が悪いと思っていても、お金はもらう

生活ができないから

そう言い訳をしながらお金をもらう俺はやっぱり、いちばん悪い



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