会議室のナイショの関係
「まーくん……」


まーくんの話に、そして、まーくんに触れられている私は、今、すごくドキドキしている。

私が固まったまま、まーくんを見つめていると、まーくんは緊張したような表情をして私を見つめていた。


「まーくん……。私も、まーくんの事……好きだよ」


私も真っ赤になりながら、まーくんを見つめる。

そして、伝えるつもりのなかった気持ちが自然と言葉になる。


まーくんが私を見つめる目がすごく真剣だったから。

まーくんの気持ちが嬉しかったから。

私は伝えるつもりのなかった正直な気持ちだったけど、自然と自分の気持ちを伝えていたんだ。


「えっ?本当?」

「うん……」


私は恥ずかしくて、驚いているまーくんから目を逸らし頷く。


「……すっげー、嬉しいんだけど」


そう言うと、まーくんは私をグイッと引っ張り、抱きしめる。

まーくんの抱きしめる腕の力はすごく強かった。


「ま、まーくん。く、くるしい……」


私はまーくんの腕の中でじたばたする。


「あっ、ごめん。つい、嬉しくて」


まーくんは私の身体を少し離し、にこっと笑い掛ける。


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