会議室のナイショの関係
「ダメって?」


まーくんの言いたい事をいまいち理解をしていない私。

だけど、


「あっ!もしかして、まーくん、ヤキモチ?」


ふとひらめき、そう私が言葉にした瞬間、まーくんの顔は真っ赤になる。

そして、「うるせぇー」と言って、顔を背ける。

まーくんがこんな風にヤキモチを焼いてくれた事がすごく嬉しい。


「嬉しい」


私は素直にそう言って、両腕をまーくんの首に回し、ぎゅっと抱きついた。


「うわっ!?」


バランスを崩したまーくんが私の上に倒れ込む。


「ごめん、大丈夫か?」


少し身体を離し、まーくんは心配そうに私を見る。


「うん」


まーくんと私の距離はほんの数センチ。

その距離の近さに私の心臓は早くなる。


まーくんはそっと私の頬を撫で


「紗和……」


少し掠れた感じの声で私の名前を呼ぶ。


「まーくん……」


まーくんに見つめられ、私の身体は熱くなる。

まーくんが私の唇を塞ぐ。

触れるだけのキスからどんどん深いものへと変わっていく。

そして、そのまま身を委ねた――…





まーくんの腕の中で気持ち良く眠る私。

まーくんは、そんな私の髪を撫でながら


「紗和、ごめんな。俺、自分がこんなにヤキモチを焼くなんて思いもしなかった。こんな俺だけどさ、ずっと側に居てくれよな」


そして、寝ている私のおでこにそっとキスをした――…


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