会議室のナイショの関係
それは入社式の時――…
私は食品メーカーである“フジ食品”という会社の内定を貰い、今日からこの会社で働く。
そして、今日は入社式。
ホテルの一室を借り、そこで入社式が行われた。
順調に式は進んでいく。
「続いて、社長のご挨拶です。神藤社長、お願いします」
司会の人がそう言うと、一人の男の人がステージに向かって歩いて来る。
社長と言われる人が新入社員達の視界に入ると、会場がざわつく。
「うわ!若ーい!!」
「ヤバイ!めっちゃカッコイイ!!」
周りの女性社員達から、そんな声が聞こえてきた。
ん?若い?
この会社を受ける前に見た会社案内に載っていた社長の顔写真は、確か親くらいの年のおじさんだったはずなんだけど……
まぁ、おじいさんってわけではなかったから、見た目が若くてダンディなのかな?
なんて思いながら、私は目を凝らしステージ上の社長を見る。
……っ!?
あ、あれって、もしかして、まーくん?
ステージの上に立って挨拶をしていたのは、久しぶりに見る初恋の人だった。
私は食品メーカーである“フジ食品”という会社の内定を貰い、今日からこの会社で働く。
そして、今日は入社式。
ホテルの一室を借り、そこで入社式が行われた。
順調に式は進んでいく。
「続いて、社長のご挨拶です。神藤社長、お願いします」
司会の人がそう言うと、一人の男の人がステージに向かって歩いて来る。
社長と言われる人が新入社員達の視界に入ると、会場がざわつく。
「うわ!若ーい!!」
「ヤバイ!めっちゃカッコイイ!!」
周りの女性社員達から、そんな声が聞こえてきた。
ん?若い?
この会社を受ける前に見た会社案内に載っていた社長の顔写真は、確か親くらいの年のおじさんだったはずなんだけど……
まぁ、おじいさんってわけではなかったから、見た目が若くてダンディなのかな?
なんて思いながら、私は目を凝らしステージ上の社長を見る。
……っ!?
あ、あれって、もしかして、まーくん?
ステージの上に立って挨拶をしていたのは、久しぶりに見る初恋の人だった。