会議室のナイショの関係
「ハァ、ハァ……、まーくん……グラタン……」


私は大きく肩で息を吸いながら、グラタンが焼き上がった事を伝える。


「俺は、グラタンより紗和がいい」


だけど、まーくんはそんな事を言って、また私の唇を塞ぐ。


こうやって、抱きしめられたり、キスをしたり。

嫌じゃない。

ドキドキするし、むしろ、もっと……


そう思うけど。


だけど、頑張って作った料理を早く食べて貰いたい。

私はまたまーくんの胸をドンドンと叩く。

すると、


「わかったよ。着替えてくる」


まーくんは笑顔で私の頭を撫で、寝室へ向かう。


まーくんが着替えに行っている間に、私は最初に作っておいたスープにもう一度火を入れる。

その間に、途中だったサラダ作りを。


「何か手伝おうか?」


いつの間にか着替えを終えたまーくんが私の隣に。


「ううん、大丈夫。今日は私が全部やるの!」


やれば出来るって所をみせたい。

だから、テーブルに並べるまで私一人でやりたい。

そう思っていたけど……

結局、サラダの盛り付けやテーブルに料理を並べるのは手伝って貰った。


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