会議室のナイショの関係
そして、次の日――…


まーくんの腕枕で眠っていた私。

朝、目を覚ました私は、隣で眠るまーくんの寝顔を見る。

腕枕をしてもらっているのもあり、まーくんとの距離はすごく近い。

まーくんと一緒に居る事は慣れてきたけど。

まーくんに触れられたり、抱きしめられたり。

それに、こんな近くでまーくんを見つめると……

私の心臓はドキドキと早くなる。


好きな人が自分の事を好きでいてくれる。

こんな風に一緒に居られる。

それって幸せな事だよな。

私は、ドキドキしながらまーくんを見つめる。


あっ、一晩中腕枕をしてくれていたから、まーくん、腕痺れちゃうよね。


私は頭の下にあるまーくんの腕をそっと退けようとした。


「……きゃっ」


いきなりの事で、何がどうなったのかわからない。

だけど、気が付いたら私はベッドに横になったまま、まーくんに抱きしめられていた。


「ま、まーくん。起きてたの!?」

「ん?今、起きた……」


まだ少し眠そうで、ぼーっとしているまーくん。

私をじっと見つめ


「おはよう」


にこっと笑い、私の唇に軽く触れる。

そんなまーくんの行動に、私の顔は真っ赤になる。


「お、おはよう」


私は恥ずかしくなり、まーくんの着ているトレーナーをぎゅっと掴み、胸元に顔を埋める。


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