会議室のナイショの関係
お昼ご飯を食べた後。

まーくんと手を繋ぎ、ショッピングビル内を見て歩く。


「そろそろ時間だな。行こうか」


まーくんは腕時計で時間を確認する。


「うん」


今は18時過ぎ。


「19時頃に家に来て」


お母さんにそう言われていた。


外に出ると、太陽は沈み、空は暗くなっていた。

だけど、街を飾るクリスマスのイルミネーションは、キラキラと綺麗に輝いている。


「綺麗……」


私は無意識に呟いていた。

ボーっとイルミネーションを見ている私に


「来年も再来年も……、いや、これからもずっと、こうして二人で一緒に過ごそうな」


まーくんはそう言いながら、繋いでいた手を離し、私の肩を抱き寄せた。


「うん」


私はまーくんの顔を見上げ、笑顔で頷く。

まーくんの腕の中で、私はすごく幸せな気持ちになっていた。


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