会議室のナイショの関係
無事、同棲の許可を貰え後、みんなでケーキを食べる。

そして、食べ終えた後……


「真人くん、まだ時間は大丈夫か?」

「はい、大丈夫です」


まーくんの返事を聞くと、お父さんは何も言わずにキッチンへ行く。

お父さんが何をしたいのかわからない私とまーくん。

まーくんはもちろん、私も緊張してお父さんが戻ってくるのを待つ。

グラスと焼酎の瓶を持って戻って来たお父さん。


「和也も飲むだろ?」

「えっ?あ、あぁ」

「なら、あっちで飲むぞ」


そう言うと、そのままリビングへ。


「真人くん。お父さんの相手、お願いね」


お母さんはまーくんに微笑む。


「はい」

「紗和は片付け手伝ってちょうだい」

「あ、うん」


お母さんは、私の返事を聞く前にキッチンへ食器を持って行っている。

まーくんとお兄ちゃんはリビングへ。

私は、残りの食器を持ってキッチンへ。


お父さんも反対しているわけじゃないしお兄ちゃんも一緒だけど、大丈夫かな?

だけど、お父さんの雰囲気が、いつものお父さんと違う雰囲気だし……


私はリビングの様子が気になり、片付けの手伝いをしながらチラチラと見ていた。


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