給湯室の恋の罠
「福本さんと一緒に過ごせるのなら、残業、代わらなかったもん。福本さんに誘ってもらえなくて、私、寂しかったから……」
「えっ?寂しかったの?」
私の言葉を遮り、福本さんは嬉しそうに言う。
あっ……
つい本音が出てしまった。
「いやぁ、そういうわけじゃ……」
私は慌てて、気持ちをごまかそうとする。
「違うんだ……」
福本さんは、荷物をデスクの上に置きながら、寂しそうな表情をする。
「ねぇ……」
そして、私の両腕を掴み
「まだ、倉木さんの事が好き?」
真剣な表情で私を見つめる。
そんな福本さんに、私の心臓はドキドキとすごく煩く動いている。
「えっ?倉木さん?」
「そう、倉木さん」
福本さんは私から目を逸らさない。
だけど、ドキドキしている私はパッと福本さんから視線を逸らし、
「倉木さんの事は、もう何とも……」
「じゃぁ、俺の事は?」
えっ?
言ってもいいの?
私は、福本さんが好きだって……
この間まで“倉木さん”って言っていたのに、調子がいい、なんて思わない?
「えっ?寂しかったの?」
私の言葉を遮り、福本さんは嬉しそうに言う。
あっ……
つい本音が出てしまった。
「いやぁ、そういうわけじゃ……」
私は慌てて、気持ちをごまかそうとする。
「違うんだ……」
福本さんは、荷物をデスクの上に置きながら、寂しそうな表情をする。
「ねぇ……」
そして、私の両腕を掴み
「まだ、倉木さんの事が好き?」
真剣な表情で私を見つめる。
そんな福本さんに、私の心臓はドキドキとすごく煩く動いている。
「えっ?倉木さん?」
「そう、倉木さん」
福本さんは私から目を逸らさない。
だけど、ドキドキしている私はパッと福本さんから視線を逸らし、
「倉木さんの事は、もう何とも……」
「じゃぁ、俺の事は?」
えっ?
言ってもいいの?
私は、福本さんが好きだって……
この間まで“倉木さん”って言っていたのに、調子がいい、なんて思わない?