愛を餌に罪は育つ
失礼とは思いつつも、私は外にいる男性を見ようと上半身を少し傾け窓の外に目を向けた。
外にいる男性と目が合い、驚き過ぎて開いた口が塞がらなかった。
『美咲ちゃん!?何してんの!?えっ、何!?どうなってんの!?』
翔太君は早口でそう言うと、また副社長と私を見て混乱しているようだった。
その混乱が私にも伝染しているように私も何故だか言葉が上手く出てこなくて慌ててしまった。
『美咲ちゃん――秋さんと付き合ってんの?』
「――へ?」
一瞬何を言われたか分からなくて固まってしまったが、その言葉を理解した途端カッと顔が熱くなった。
「ち、違うよ!!えっとッッそのッ秘書なの!!」
『秘書??』
「そう!!秘書ッッ副社長の秘書してるの!!」
翔太君はキョトンとした後声を出して大げさに笑い出した。
必死になりすぎていつの間にか身を乗り出していた私の直ぐ横には副社長がいて、横を向き恐る恐る目線を上に向けると息が掛かる程の距離に副社長の顔があった。
外にいる男性と目が合い、驚き過ぎて開いた口が塞がらなかった。
『美咲ちゃん!?何してんの!?えっ、何!?どうなってんの!?』
翔太君は早口でそう言うと、また副社長と私を見て混乱しているようだった。
その混乱が私にも伝染しているように私も何故だか言葉が上手く出てこなくて慌ててしまった。
『美咲ちゃん――秋さんと付き合ってんの?』
「――へ?」
一瞬何を言われたか分からなくて固まってしまったが、その言葉を理解した途端カッと顔が熱くなった。
「ち、違うよ!!えっとッッそのッ秘書なの!!」
『秘書??』
「そう!!秘書ッッ副社長の秘書してるの!!」
翔太君はキョトンとした後声を出して大げさに笑い出した。
必死になりすぎていつの間にか身を乗り出していた私の直ぐ横には副社長がいて、横を向き恐る恐る目線を上に向けると息が掛かる程の距離に副社長の顔があった。