愛を餌に罪は育つ
『もう反省は終わったのか』
「反省したから今からいっぱい甘えるの。駄目?」
『駄目な訳がないだろう』
私たちは何度も啄む様なキスを交わした。
たまにお互い笑みを溢しながら。
『仕事とはいえ俺の隣に女が立つのは嫌か?』
「――嫌。でも仕事をスムーズにするために秘書の存在がどれだけ大切かも分かってる。だから我が儘は言わない」
私の頬を包み、秋があまりにも穏やかな顔をするから子供っぽい自分に嫌気がさした。
『絶対に女でなければいけないと言った覚えはないが?』
「えっ――それって――」
『今まで男の秘書を就けた事はないが探してみよう。その方が俺も幾分気が楽だしな』
「本当に!?ありがとうっ!!」
子供の様にはしゃいで秋にしがみついた。
秋は落ち着かせる様に私の背中を優しく叩いているが、暫くこの高ぶった気持ちは鎮まりそうにない。
「反省したから今からいっぱい甘えるの。駄目?」
『駄目な訳がないだろう』
私たちは何度も啄む様なキスを交わした。
たまにお互い笑みを溢しながら。
『仕事とはいえ俺の隣に女が立つのは嫌か?』
「――嫌。でも仕事をスムーズにするために秘書の存在がどれだけ大切かも分かってる。だから我が儘は言わない」
私の頬を包み、秋があまりにも穏やかな顔をするから子供っぽい自分に嫌気がさした。
『絶対に女でなければいけないと言った覚えはないが?』
「えっ――それって――」
『今まで男の秘書を就けた事はないが探してみよう。その方が俺も幾分気が楽だしな』
「本当に!?ありがとうっ!!」
子供の様にはしゃいで秋にしがみついた。
秋は落ち着かせる様に私の背中を優しく叩いているが、暫くこの高ぶった気持ちは鎮まりそうにない。