愛を餌に罪は育つ
友達
入社してから早いもので二ヶ月が過ぎた。
一通り仕事は覚えたが、まだまだ覚えることは沢山ありもう暫くは大変な時期が続きそうだ。
秘書室で書類整理をしているとドアがノックされ、返事をすると控え目にドアが開いた。
部屋に入ってきた女性が後ろの部屋を指差し私は笑って首を横に振った。
「副社長なら会議で後一時間は戻ってこないよ」
「良かったぁ~。部屋が別とはいえいると緊張しちゃう」
「そうだよね。私も未だに緊張するよ」
私の言葉に可笑しそうに笑っているのは総務部の森川 梓(モリカワ アズサ)。
仕事上総務部との絡みが多い為、梓とは仕事を通して自然と仲良くなった。
年上だし私より入社も早いから最初は勿論敬語を使っていたけど、堅苦しいから止めて欲しいと言われた。
最初はため口に抵抗があったけど、今では全く敬語を使わなくなった。
梓は明るくて人当たりも良くて凄く優しい人。
だからいろんな部署に友達がいる。
一緒に食堂へご飯を食べに行くと、誰かしらに声をかけられている。
そのお陰で私も少しずつこの会社に馴染めてきて、みんな凄く親切に接してくれる。
一通り仕事は覚えたが、まだまだ覚えることは沢山ありもう暫くは大変な時期が続きそうだ。
秘書室で書類整理をしているとドアがノックされ、返事をすると控え目にドアが開いた。
部屋に入ってきた女性が後ろの部屋を指差し私は笑って首を横に振った。
「副社長なら会議で後一時間は戻ってこないよ」
「良かったぁ~。部屋が別とはいえいると緊張しちゃう」
「そうだよね。私も未だに緊張するよ」
私の言葉に可笑しそうに笑っているのは総務部の森川 梓(モリカワ アズサ)。
仕事上総務部との絡みが多い為、梓とは仕事を通して自然と仲良くなった。
年上だし私より入社も早いから最初は勿論敬語を使っていたけど、堅苦しいから止めて欲しいと言われた。
最初はため口に抵抗があったけど、今では全く敬語を使わなくなった。
梓は明るくて人当たりも良くて凄く優しい人。
だからいろんな部署に友達がいる。
一緒に食堂へご飯を食べに行くと、誰かしらに声をかけられている。
そのお陰で私も少しずつこの会社に馴染めてきて、みんな凄く親切に接してくれる。