愛を餌に罪は育つ
「今日は何時くらいに終わりそう?」
「残業しないつもりでいるから六時に終わるよ。梓も残業しなくて済みそう?」
「私も六時に終わるよ。じゃあ予定通り終わったら一階のロビーで待ち合わせね」
「うん」
「また後でね」と言うと、梓は笑顔で部屋を出て行ってしまった。
今日は初めて仕事の後に梓と飲みに行く。
記憶を失くしてから朝陽以外の人と外にご飯を食べに行くのは初めて。
今まで何度も友達とご飯を食べに行ったり、お出かけしたりはしたことがあるんだろうけど、今の私にとっては女友達と初めて行くご飯だ。
六時までの数時間が楽しみでしょうがない。
今の私の顔は傍から見ればニヤニヤしている様に見えるかもしれない。
そんな事を考えながら再び書類整理をしていると、ドアがノックされ副社長が部屋に入ってきた。
「残業しないつもりでいるから六時に終わるよ。梓も残業しなくて済みそう?」
「私も六時に終わるよ。じゃあ予定通り終わったら一階のロビーで待ち合わせね」
「うん」
「また後でね」と言うと、梓は笑顔で部屋を出て行ってしまった。
今日は初めて仕事の後に梓と飲みに行く。
記憶を失くしてから朝陽以外の人と外にご飯を食べに行くのは初めて。
今まで何度も友達とご飯を食べに行ったり、お出かけしたりはしたことがあるんだろうけど、今の私にとっては女友達と初めて行くご飯だ。
六時までの数時間が楽しみでしょうがない。
今の私の顔は傍から見ればニヤニヤしている様に見えるかもしれない。
そんな事を考えながら再び書類整理をしていると、ドアがノックされ副社長が部屋に入ってきた。