愛を餌に罪は育つ
楽しい飲み会も終わり、私たちはお店の外へと出た。
お店の外は会社の人たちで溢れかえっている。
みんなお酒で気分がいいのか至る所から笑い声が聞こえてくる。
「大野さん、良かったら連絡先交換しない?」
「はいっ、喜んで!!」
佐々木さんと連絡先を交換し携帯を鞄にしまった時、突然誰かに腕を組まれ驚いて顔を上げると酔っ払った加藤さんが立っていた。
「ど、どうしたんですか!?」
『どうもこうもないよぉぉぉ!!全然美咲ちゃんと話せなかったぁぁぁ!!』
「普段話してるじゃないですか」
『そうだけど、話したかったんだよ~。他の男に絡まれてるしさ~』
真っ赤な顔をしていじけた顔をしている加藤さんが可愛くて笑ってしまった。
そんな加藤さんの頭を思いっきり打っ叩いた梓に少し驚いたが、佐々木さんの笑い声に釣られて私まで笑ってしまった。
佐々木さんと梓と加藤さんのコントの様な言い合いを見ていたら、名前を呼ばれ私は声のする方へ顔を向けた。
私は目を疑った。
なんでここに朝陽がいるの――?
お店の外は会社の人たちで溢れかえっている。
みんなお酒で気分がいいのか至る所から笑い声が聞こえてくる。
「大野さん、良かったら連絡先交換しない?」
「はいっ、喜んで!!」
佐々木さんと連絡先を交換し携帯を鞄にしまった時、突然誰かに腕を組まれ驚いて顔を上げると酔っ払った加藤さんが立っていた。
「ど、どうしたんですか!?」
『どうもこうもないよぉぉぉ!!全然美咲ちゃんと話せなかったぁぁぁ!!』
「普段話してるじゃないですか」
『そうだけど、話したかったんだよ~。他の男に絡まれてるしさ~』
真っ赤な顔をしていじけた顔をしている加藤さんが可愛くて笑ってしまった。
そんな加藤さんの頭を思いっきり打っ叩いた梓に少し驚いたが、佐々木さんの笑い声に釣られて私まで笑ってしまった。
佐々木さんと梓と加藤さんのコントの様な言い合いを見ていたら、名前を呼ばれ私は声のする方へ顔を向けた。
私は目を疑った。
なんでここに朝陽がいるの――?