10年越しの恋
生徒5人とゆうと私。
この組み合わせで居酒屋って! 未成年ばっかりだよ。大丈夫? 私? そんなことを考えていた。
この時私の隣に座っていたのが雅紀。
なんて顔が小さいの!! というのが第一印象。
細くって背はあまり高くない。
いわゆるジャニーズっぽい感じ。
中高一貫の名門私立に通っていたらしい。でも急に学校へ行くのがばかばかしくなり中退。それでも両親に大学進学だけはと望まれ予備校への入学を決めたみたいだった。
でも普段はあまり来てなくって、初めて見る顔だった。
「ねぇねぇ、この予備校出身なんでしょ?」
「そうだけど? なんで?」
「別に。チューターさん彼氏はいるの?」
「まあ一応ね。でも今遠距離なんだ~」
「ふ~ん、じゃあ今度デートしよ! メール教えてよ」
騒がしい店内にえっ? と聞き返してる間に、
「はい、携帯貸して」とテーブルの上に置いてあった私の携帯を手に取り、素早くアドレスを登録して自分の携帯へとカラメールを送っている。
「返してよ。もう!」
携帯を奪い合う私たちをみて周りが口々に冷やかす。
そんな声に驚くほど接近していた二人の距離に気づいて慌てて取り合っていた携帯から手を離した。
普段なら、そんな相手の態度や冷やかされたことで話しづらくなってしまうのに……。
雅紀とはその後も会話が途切れることがなく話し続けた。
まさに気が合う! そんな感じだった。
この組み合わせで居酒屋って! 未成年ばっかりだよ。大丈夫? 私? そんなことを考えていた。
この時私の隣に座っていたのが雅紀。
なんて顔が小さいの!! というのが第一印象。
細くって背はあまり高くない。
いわゆるジャニーズっぽい感じ。
中高一貫の名門私立に通っていたらしい。でも急に学校へ行くのがばかばかしくなり中退。それでも両親に大学進学だけはと望まれ予備校への入学を決めたみたいだった。
でも普段はあまり来てなくって、初めて見る顔だった。
「ねぇねぇ、この予備校出身なんでしょ?」
「そうだけど? なんで?」
「別に。チューターさん彼氏はいるの?」
「まあ一応ね。でも今遠距離なんだ~」
「ふ~ん、じゃあ今度デートしよ! メール教えてよ」
騒がしい店内にえっ? と聞き返してる間に、
「はい、携帯貸して」とテーブルの上に置いてあった私の携帯を手に取り、素早くアドレスを登録して自分の携帯へとカラメールを送っている。
「返してよ。もう!」
携帯を奪い合う私たちをみて周りが口々に冷やかす。
そんな声に驚くほど接近していた二人の距離に気づいて慌てて取り合っていた携帯から手を離した。
普段なら、そんな相手の態度や冷やかされたことで話しづらくなってしまうのに……。
雅紀とはその後も会話が途切れることがなく話し続けた。
まさに気が合う! そんな感じだった。