10年越しの恋
再び春 未来への足跡
2月14日 バレンタインデー。
大学構内も普段より目立つカップルの姿。
今日は雅紀の合格発表の日。
去年よりは少なく2校5学部、5回の試験に臨んだ。
昨年同様、すべり止めはすべて合格!
今年も私が通う大学。本命の合格発表のみとなっていた。
図書館 1つの大きな机を3人で占領しレポートを書いていた。静寂に包まれる館内。さやとまさよは資料を片手に真剣にペンを滑らせる。
私も分厚い参考資料を広げていた。
でも、机の上に置いた携帯が気になって仕方がない。
「大丈夫だよ。少しは落ち着いたら?」
レポートに集中していると思っていたさやなのに、私の落ち着かない様子に気づいていたようだ。
「落ち着いてるよ!」資料に手を掛けると、
「でもさっきから全く進んでないよ、瀬名のレポート」
空白のままの原稿用紙を指差した。
苦笑いを返したその瞬間、
♪ブーン♪
マナーモードの携帯が机の上で跳ねるように震える。
静かな図書館には十分な音だった。
館内の視線が注がれる中、携帯を手に走って外へと出た。
「もしもし?」
「瀬名? 合格したよ!!! 法学部」
「やったね。ほんとに? やっぱ天才!」
嬉しさのあまり会話にならない会話を交わした。
「じゃあ今日は約束通り、いつもの場所で」
そう言って電話を切った。
その夜。私たちはさや、まさよ、ゆう。そして雅紀のたくさんの大切な友達が集まって合格を祝った。
その日の盛り上がりはここには書けないほどだったと(*^_^*)だけ記します。
大学構内も普段より目立つカップルの姿。
今日は雅紀の合格発表の日。
去年よりは少なく2校5学部、5回の試験に臨んだ。
昨年同様、すべり止めはすべて合格!
今年も私が通う大学。本命の合格発表のみとなっていた。
図書館 1つの大きな机を3人で占領しレポートを書いていた。静寂に包まれる館内。さやとまさよは資料を片手に真剣にペンを滑らせる。
私も分厚い参考資料を広げていた。
でも、机の上に置いた携帯が気になって仕方がない。
「大丈夫だよ。少しは落ち着いたら?」
レポートに集中していると思っていたさやなのに、私の落ち着かない様子に気づいていたようだ。
「落ち着いてるよ!」資料に手を掛けると、
「でもさっきから全く進んでないよ、瀬名のレポート」
空白のままの原稿用紙を指差した。
苦笑いを返したその瞬間、
♪ブーン♪
マナーモードの携帯が机の上で跳ねるように震える。
静かな図書館には十分な音だった。
館内の視線が注がれる中、携帯を手に走って外へと出た。
「もしもし?」
「瀬名? 合格したよ!!! 法学部」
「やったね。ほんとに? やっぱ天才!」
嬉しさのあまり会話にならない会話を交わした。
「じゃあ今日は約束通り、いつもの場所で」
そう言って電話を切った。
その夜。私たちはさや、まさよ、ゆう。そして雅紀のたくさんの大切な友達が集まって合格を祝った。
その日の盛り上がりはここには書けないほどだったと(*^_^*)だけ記します。