牛乳と猫スーツ。
「ごめんな、迷惑かけて…。」
「いや、かまわないって。案外楽しいしね。」
あははと笑う沙羅。
「とりあえず、話し合いするか。」
直樹の言葉に頷き、沙羅が座ろうとしたとき…。
ビーッビーッビーッ!!
非常用戦闘警報が鳴り響く。
ピンポンパンポーン!
『生徒会書記・南条沙織だ。風紀委員は第一種戦闘配置!生徒会メンバー及び、補佐委員会は生徒会室に集合!!』
ピンポンパーン。
「行くぞ、沙羅!」
「あいよ!」
2人は急いで部屋を飛び出す。
「え?」
ポツリと部屋に取り残される美樹。
「ちょっと待ってよ!」
美樹も部屋を出る。
「お兄ちゃ〜ん!」
2人の後を追う。
「フフフ…。」
その後ろ姿を見て、口を歪める者がいた。
……………………。
……………。
……。
【生徒会室】
「何があった!?」
ドアを勢い良く開けて、直樹と沙羅が入ってくる。