牛乳と猫スーツ。
「見ろ!人がゴミのようだ!」
名作アニメの眼鏡をかけた大佐のようなセリフを言う蓮。
彩華は気にせず絵を書き、優華は爆発音がするたびにビクッと震えていた。
「らちが明かないわね…。」
「よし真里香、俺が蓮さんの所まで飛ばしてやる!」
悠斗は指を組み合わせ、片膝をつく。
「こい、真里香!」
「ええ!私達のコンビネーションを見せてやりましょう!」
真里香が助走をつけてジャンプし、右足を悠斗の組み合わせた手に乗せる。
「うおらぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜!!」
ビューーーーーーン!!
真里香は空高く真上に飛び上がった。
キラーーン☆
そして真里香は星になった。
「あははははははは〜!!」
それを見た蓮が腹を抱えて笑っていた。
「悠斗………やりすぎ。」
「後で一緒に謝ってくれねぇか?」
目を潤ませた悠斗が直樹の肩に手を置く。
「嫌だ。絶対に巻き込まれる…。」
「頼むぜ!俺も一緒に謝ってやるからよ!」
手を合わせながら悠斗が言う。
「誰にだよ?」
「あれ?さっき遥がお前の名前呟きながら壁を粉砕してたけど、何かしたんじゃねぇの?」
悠斗の言葉に、直樹は思い出す。
「一緒に謝るよ…。」
「よし!持つべき物は親友だな!」
直樹の背中をバシバシ叩きながら笑う悠斗。