牛乳と猫スーツ。
「とりあえず、蓮さん達を捕まえて元に戻さないと。」
「よし直樹、俺が蓮さんの所まで飛ばしてやる!」
悠斗がさっきと同じ態勢をする。
「……………。」
「どうした直樹?早くこいよ!」
彼女を星に変えたとは思えないほどの自信満々な悠斗がいた。
「おいおい直樹、踏むのは顔じゃなくて手だぜ?」
「わかってるよ。」
グリグリと悠斗の顔を踏みつける。
「俺を信じろ直樹。さっきは手元が狂ったが、今度は大丈夫だ。」
真剣な顔をする悠斗に、直樹はしょうがなく頷いた。
「こい、直樹!」
真里香と同じように助走しジャンプして、足を悠斗の手に乗せる。
「さっきは真上に飛ばしちまったからな、今度はブリッジするように!!」
悠斗が思いっきりブリッジする。当然、直樹も同じように地面に向かうわけで。
ドゴッ!!
直樹の頭が地面に突き刺さった。
「あ、飛ばすの忘れた…。」
ブリッジしている悠斗が呟く。
「あはははは!あ〜ははは!!」
地面を叩きながら笑う蓮。