牛乳と猫スーツ。
ハンバーグについてくるサイドメニューのサラダをつつきながら話す遥。
「妹が2人いるんだっけ?」
「そうよ、魔里と魔由。前の戦いで、セントリーの麗花さんと戦いで負傷して、すぐに帰ったから会えなかったわね。」
ケータイを開いて、四姉妹がそろった写メを直樹に見せる。
「やっぱり似てるな〜。妹2人は背が低いんだ。」
「まあね…。」
なぜか遥のテンションが下がる。
「どうかした?」
「魔里と魔由、2人は能力を使うとデカくなるのよ…。」
オレンジジュースを飲みながら話す。
「なるほど、身長が負けるのが嫌なのか。」
「違うわ!乳!乳なのよ!あいつら乳までデカくなるの!ありえないでしょ!?」
一気飲みして空になったグラスをテーブルにガンッと力強く置いて立ち上がる。その音と遥の声に他の客が振り向く。
「ちょ、ちょっと遥、落ち着いて!」
なんとか遥をなだめることに成功する。