牛乳と猫スーツ。
「自己紹介がまだだったね。俺の名前は阿部直樹です。」
「私は龍堂菫だ。菫でかまわないよ。」
「ナオキにスミレですネ。これからヨロシクお願いしマ〜ス!」
自己紹介が終わり、それから直樹達は色々な事を話した。直樹と年齢が一緒なこと。昔から日本に興味があったこと。蓮が1年のときに、学園の頼みでイギリスに行ったときに出会い、日本語や文化を教えてもらったことなど。
「それ麦わら帽子だよね?イギリスでも売ってるんだね。」
「コレはレンが日本に帰るときにくれた物ダヨ。イギリスでも、こんなにつばが大きいのは見たことナイ。少しサイズが大きいけど、エリーゼの宝物ダヨ〜!」
帽子を被り、ニコッと笑う。
「だから、そのときから決めたんダヨ。ワタシは海○王になるって!」
「ダメだよ、エリーゼ!そのネタは!!やりそうな予感したけど…。」
「アハハ!ジョーダンですヨ〜。」
お腹を抱えてエリーゼが笑う。
「ところでスミレ。そのカタナは本物ですカ?」
エリーゼは、じっと菫の刀を見つめる。
「ああ、一応本物だ。」
「羨ましい!エリーゼもMy Blade、カタナが欲しいデ〜ス。」
「ふむ。エリーゼが振り回しても、大丈夫な刀か…。ちょっと待っていろ。」