牛乳と猫スーツ。
【新館一階南廊下】
真里香が廊下で遊んでいた数人の生徒を注意していた。
「廊下でボーリングなんて、通行の邪魔になります。以後、こんなことはしないでください。」
すみませんと誤る生徒達。
「ちょっと待っタ!権力を使いヤリタイ放題のアクダイカーンめ!!エリーゼが成敗するヨ!」
「はあ?あなた何言ってるの?見ない顔だけど…。」
「エリーゼは日本にハビこる悪を成敗するために、イギリスから来た留学生デス!」
真里香にパスポートと生徒手帳を見せる。
「どうやら本物みたいだけど…。留学生が来るなんて聞いてないわよ。」
「エリーゼはイギリスの最終兵器デスから、情報も国家機密なのデスヨ!さあ、アクダイカーン、罪を認めて腹切りしなサ〜イ!」
「誰がするもんですか!私は注意してただけよ!!」
「……………………。」
エリーゼがじっと真里香を見つめる。
「な、なによ…。何見てるの?」