牛乳と猫スーツ。



「アナタ、どうして胸が無いの?」





「なっ………………。」




グサッと真里香の心に矢が刺さる。






「チャント栄養取ってるの?日本の女性は若いうちからムリなダイエットするからネ。エリーゼはしっかり食べてるから、スゴく大きくなったヨ〜!!」




また心に矢が刺さる。







「あ、あなたねぇ?私がどれだけ影で努力してるかも知らないで、よくそんなことが言えるわね…。」





「でも大丈夫ダヨ!Aならまだ希望は残ってるヨ!!彼氏にでも揉んでもらえばスグ大きくなる。」





グサッグサッと連続で矢が刺さる。






「そう…。あなた死にたいのね?」





カチッと右手のグローブのロックを外し、五指の先からワイヤーを出す。





「どうせ私は彼氏もいない、AA(ダブルエー)じゃ〜!!!」





「Oh My God!!」



「哀れみの目で見るなぁ〜!!」




真里香がワイヤーを飛ばす。



エリーゼはそれを懐から取り出した何かで弾く。





「なっ…。弾かれた!?」



「アナタにエリーゼは倒せないヨ。このバストブレイカーがある限り!」



エリーゼの右手にはバストブレイカー(ピコピコハンマー)が握られていた。






「次はエリーゼのターン!」




一気に真里香との距離を詰める。






「しまった…!!」




ピコンとバストブレイカーが真里香の胸に当たる。
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